製造業での活用事例

【要望】
今後の事業戦略を見据え、重要資産の管理業務の効率化と移動情報や遊休情報を収集することで、経営部門で情報を一元管理し、効果的な現場管理を実現させる

【ご依頼】
積極的な事業展開を行う上で、社内の「モノ」の管理だけではなく、技術・情報・人財・知恵などを融合させる為の「情報共有プラットフォーム」を開発したいとのご依頼をいただきました。

【成果】
「ヒト」と「モノ」の情報を社内で共有することで、過去・現在・未来の情報を管理出来る仕組みを構築しました。
また、さまざまなRFID装置の利用により、今後の「工程管理フロー」のシステム化を実現し、積極的な事業展開にご利用いただける「活きたシステム」となりました。

【お客様の声】

・情報共有プラットフォームシステムの開発について

事前の資料請求で頂いた情報から、「RFIDシステム」、「予約管理対応」、など、製品の機能面での要件は満たしていると感じていました。

稼働後のサポート体制も充実しているとのことでしたので、ベストプラクティスやケーススタディを踏まえた、システムの改善策を継続的に提示してもらえるか、またどの程度の頻度で利用できるのかを事前に確認したいと考えていました。

実際には、マルチハンディリーダーやICタグの他社活用事例や最先端情報が御社内に用意されていたことで、その不安は早々に払拭できたのですが、我々としても、「情報共有プラットフォーム」の具体的なプランがないままの、漠然としたスタートでした。

結果的には、御社システムの豊富な機能と稼働後のサポートサービスを活用し、一からのプラットフォーム開発をお願いすることとなりましたが、工程管理のシステム化を実現し、「見える化」できたことは、積極的な事業展開を具体的にイメージする手助けとなりました。

残すべきシステム、入れ替えるべきシステム、追加すべきRFID機器を忌憚なく提案いただけたことで、現場にも則した活きたシステムを比較的短期間、低コストで実現できたと感じています。
開発に際し、思い切った舵を切れたことは、今後の経営に大きなプラスとなりそうです。

現場の「人材」を「人財」に変える運用が出来そうだと、期待しています。

【「工具ONE」導入にむけてのカスタマイズポイント】
情報共有プラットフォームの実現のため、下記の点を重視しました。

・既存システムのデータを再使用できることは、時間的、費用的には大きなメリットではあるが、情報共有を行う上で変えてしまったほうが良い・旧態依然とした部分は、思い切って変えてしまうべきとご提案しました。

・「モノ」の管理、「ヒト」の管理は、これまでも行えておられたように感じましたので、新システムでは、「金(予算)」の管理と、「時間」の管理が行えられるよう、また、それら情報を、経営部門がストレス無く一元的に収集できるよう開発を心がけました。

上記内容にて開発し、まずは利用を開始頂きました。
今後収集されたデータの活用について、更なる展開を御提案してまいります。

【お客様の声】
「固定資産」をいかに効果的に運用していくか、「人材」をいかに効率的に回していくかを軸に考えていましたが、業務フローの「見える化」ができたことで、現場の無理、無駄を改善する良い機会になったことは、思わぬ副次効果であったと感じています。

十分に準備出来ているはずの工具や機材、什器といった固定資産が、実は全く足りていない現場があることが分かったことや、不足しているとの情報のあった「人材」が、実は適材適所では無いことによるミスマッチが原因の、いわば「人災」によるものの弊害であったこと、RFIDタグとセンサーの導入で、全く無人化することが出来た一部の管理部門の存在などなど・・・。

一企業人として、この成果には、素直な感動を禁じえません。

今後は、更なる情報の蓄積と、各種センサーの利用による、更なる業務クオリティの向上と時間短縮、さらには重大インシデントに対する対策と、セキュリティの向上に力を入れていきたいと考えています。

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